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こんにちは。 現在森都心プラザの観光・郷土観光センターがシリーズでお伝えしています熊本市の記念館のうち、東区にある横井小楠記念館と、四季折々の景色を望むことができる、として小楠が名づけた四時軒についてお伝えします。 まず、記念館に入ると横井小楠の銅像が迎えてくれます。 華々しい幕末の動乱期に、勝海舟や坂本龍馬、吉田松陰等に大きな影響を与え、その存在なくして幕末から維新の歴史は語れないとさえ言われているのが、我が郷土で生まれ育った思想家・横井小楠です。当「森都心プラザ」の観光・郷土情報センターに等身大の人型があります。昔の方ですから当然でしょうが、とても小柄な方だったようです。 この家系図にあるように、横井家の二男に生まれました。「厄介者」とか「部屋住み」と呼ばれる立場であり、将来の明るい展望が期待できない灰色の人生しか待っていないような辛い状況に置かれ、並大抵の踏ん張りでは済まなかったことでしょう。小楠は8歳の時に熊本の藩校・時習館に入学して、文武に精励し抜群の成績により、29歳の時には居寮長(塾長)を任せられ、31歳で江戸遊学を命じられます。しかし、酒による過失が原因で志半ばで江戸を去ることになります。 そのような中、越前藩士・三寺三作が小楠堂を訪れますが、このことが後の越前藩招聘のきっかけとなります。46歳の時に兄・時明の死により家督を継ぎ沼山津に転居し『四時軒』と名付けます。この頃から開国論を唱え始めます。そして49歳の時にいよいよ賓師として越前藩に迎えられ藩政改革を成し遂げます。このため福井ではかけがえのない存在となり慕われています。さらには、幕府の政事総裁職となった松平春嶽のブレーンとして『国是七条』を建言するなど、幕政改革にも関わる存在となっていきます。 「国是七条」は坂本竜馬の「船中八策」のモデルです。 小楠は話が上手く(議論好きな肥後人の一面ですね)、その思想や人間性が人を引き付ける一方、開明的で高邁(こうまい)な思想ゆえに誤解を受けやすく、嫌う人も多かったようです。 ところで、小楠はお酒が好きな割には弱く、飲酒の上での失態についても多くのエピソードが残っています。お酒は、小楠のアキレス腱だったようです。やはり良いところも悪いところも、ひっくるめてのその人となりなんですねぇ。 松平春嶽をはじめとして、勝海舟、坂本龍馬など、そうそうたる人物が小楠をかっていました。60歳で明治政府の応命により上京しますが、翌明治2年の正月5日の太政官からの帰路、6人の刺客に襲われ命を落とします。61歳でした。お墓は京都南禅寺の天授庵にありますが、遺髪が記念館近くの小楠公園に奉ってあります。 下の写真は刺客に襲われた時に応戦し、刃こぼれした短刀です。 次に小楠の家塾「四時軒」の様子をご案内します。 左手奥に龍馬が3度訪れた客間もあります。NHK大河ドラマの平成の龍馬も記憶に新しいですね。 金峰山と背比べをした飯田山等、四時軒からの眺めは四季折々に楽しめます。縁側に椅子が置いてありますので、景色を見ながらゆっくり時を過ごしてみてはいかがでしょうか。とても落ち着いた空間です。お勧めです、ぜひ一度足をお運びください。 アクセス方法についてお伝えします。県道28号線から少し奥まった秋津川沿いにあります。お車の方は、県道28号線を市電の健軍町電停から東の益城方面へ、あるいは、益城インター第二空港線から県道232号線を南へ進みます。熊本内科クリニックの交差点を秋津川方面へ曲がり、上沼山津橋のたもと(手前)を右折し川沿いに直進します。沼山津橋を通り過ぎて100mほどそのまま進むと右手に記念館、その先に駐車場があります。 このブログは、記念館作成の横井小楠年譜や同館長が作成された資料などを参考にさせていただきました。記念館の館長はじめ、記念館の方々に大変お世話になりました。館長には内容の精査もしていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。 尚、ブログ掲載(写真を含む)に関しては熊本市役所の許可を頂いております。 ◆◆◆ 参観案内 ◆◆◆ ■ 開館時間:午前9時30 ~午後4時30分まで ■ 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始 (12/29-1/3) ■ 入館料:高校生以上 200円・小中学生100円 (熊本市内の小中学生・65歳以上は無料) ■ 所在地:〒861-2101熊本市東区沼山津1-25-91 ■ TEL:096-368-6158 ■ 駐車場:有
by stsplaza
| 2012-12-29 18:15
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